投資には「価格変動リスク」「為替変動リスク」「金利変動リスク」「カントリーリスク」などさまざまなリスクがあります。
また、自分がどのくらいのリスクを取れるかの度合いを「リスク許容度」と言い、投資をする場合、自分のリスク許容度がどのくらいなのかを知っておく必要があります。
今回はリスクとリスク許容度について説明したいと思います。
投資におけるリスクとリターンとは
投資においては必ずリスクとリターンがあります。
「リターン」は利益のことです。
「リスク」と聞くと、「危険」と想像するかもしれませんが、投資におけるリスクとは「リターンの振れ幅の大きさ」を意味します。
つまり、振れ幅が大きい商品はハイリスク・ハイリターン、小さい商品はローリスク・ローリターンとなります。
四大リスク
投資にはさまざまなリスクがありますが、代表的なものとして「価格変動リスク」「為替変動リスク」「金利変動リスク」「カントリーリスク」があります。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、投資商品の価格が上下するリスクです。
値上がりすれば利益になりますが、値下がりすることにより損失となります。
為替変動リスク
為替変動リスクとは、円やドルと言ったお金の価値が変動するリスクです。
国内の投資商品であれば気にする必要はありませんが、米国株式や全世界株式などの投資商品を購入する場合は注意する必要があります。
基本的に購入した時より
- 円安になってから売れば得
- 円高になってから売ると損
と考えてください。
金利変動リスク
金利変動リスクとは、金利が変わることによるリスクです。
一般的に
- 金利が上昇すれば債券価格が下がる
- 金利が低下すれば債券価格が上がる
となります。
カントリーリスク
カントリーリスクとは投資する国や地域の政治・経済の変化によるリスクです。
一般的に
日本 ＜ 先進国 ＜ 新興国
と言われています。
リスク許容度とは
先程説明したように投資にはさまざまなリスクがありますが、自分がどのくらいのリスクを取れるかの度合いを「リスク許容度」と言います。
リスク許容度は、年収、投資経験、保有資産、年齢、性格などで変わります。
年収
年収が高いほどリスク許容度は高いです。
逆に、年収が低かったり不安定であればリスク許容度は低いです。
投資経験
投資経験が豊富であれば、株価の下落時にも比較的落ち着いて対処できるため、リスク許容度は高いです。
逆に、投資初心者の場合、リスク許容度が低いことが多いため、まずは小額の投資から経験を積んでいくことをお勧めします。
保有資産
元々の保有資産が多いほどリスク許容度は高いです。
逆に、元々の保有資産が少ないほどリスク許容度は低いです。
年齢
損失を出しても若ければ挽回する時間的余裕があるため、若いほうがリスク許容度は高いです。
逆に、50～60代などでは挽回する時間的余裕が少ないため、年を取るにつれてリスク許容度は低くなります。
性格
損をするのが心配で落ち着かない、仕事が手につかないという場合はリスク許容度は低いと言えます。
投資における自分の性格は、実際に投資を行ってみないとわからないこともありますので、まずは小額の投資から始めて自己評価することをお勧めします。
まとめ
投資においてはさまざまなリスクがあります。
リスクをたくさん取るほど利益が増える可能性がありますが、損失も増える可能性があります。
まずは小額から投資を始めて、自分のリスク許容度を知るようにしましょう。
