投資

ウォーレン・バフェットの金言10選から学ぶ投資の極意

ある程度投資の経験がある方はアメリカの著名な投資家、ウォーレン・バフェットのことをご存知かと思います。

投資の神様と言われ、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めます。

また、2019年世界長者番付第3位であり、資産は825億ドル(約9兆円)になるとも言われています。

(ちなみに、第1位はAmazon創業者であるジェフ・ベゾス、第2位はマイクロソフト創業者であるビル・ゲイツです。)

今回は投資の神様、ウォーレン・バフェットについてお話ししたいと思います。

 

バフェットの投資方法

バフェットは事業内容や業績予想、経営者の能力などを徹底的に調べ、市場で評価されていない価値ある企業を安値で買い、それを長期保有することによって複利の力を利用します。

ただし、個別銘柄を自分で評価して購入するのは上級者の投資かと思いますので、一般的には手数料の安いインデックス型の投資信託を購入しそれを長期に保有するとういスタイルが良いかと思います。

バフェットの金言10選

バフェットの発言には多くの投資のヒントが隠れています。

また、資産運用だけではなく普段の生活にも通じることがあります。

今回バフェットの金言10選とともに私の考えについてもお話ししたいと思います。

 

「なぜその会社を買収するのか」という1本の小論文を書けないなら、投資はやめたほうがいい。

バフェットの投資においては事業内容や業績予想、経営者の能力などを徹底的に調べ、市場で評価されていない価値ある企業を安値で買うのが基本となります。

投資信託の購入においてはそこまでの調査は不要かと思いますが、少なくとも自分の運用している投資信託のアセットクラス(株式なのか債券なのか、先進国なのか新興国なのか)、おおよその手数料位は把握するようにしましょう。

 

50年たっても欲しいと思うものをつくっているか。

バフェットは「偉大な企業とは今後50年も偉大であり続ける企業」と定義しています。

バフェットの投資においては長期保有が基本となります。

いきなり50年で判断するのは難しいと思うのでまずは10~20年で判断するのが良いかと思います。

 

株が下落したときに売ってはいけない。むしろ買うべき。

バフェットはリーマンショックの時も市場のパニックは一時的だと判断し、株を買い続けました。

今回のコロナショックでもそうですが、評価額が下がっても売却しなければ損失は確定しません。

むしろ、長期的に見れば株価は回復むしろ上昇してくる可能性は大いにあります。

株価の低下は優良な銘柄を安価で手に入れるチャンスだと思い投資を続けましょう。

 

風見鶏を見ているだけでは金持ちにはなれない。

バフェットはチャート分析を風向きでクルクルと向きが変わる風見鶏にたとえ、これによる投資を嫌っています。

表面上のチャートで判断するのではなく事業内容や業績予想により本質を判断するバフェットの姿勢は見習いたいものです。

 

 

リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こる。

自分で考えることもなく周りの意見に流されて行動しているようだと危険です。

以前の「投資初心者にお勧めのほったらかし投資~つみたてNISAの基礎知識~」の記事でお話ししたように、つみたてNISAで選べる投資信託であれば金融庁が選定したものですので大きな問題はないと思います。

ただし、それ以外には地雷の投資信託もあったりしますので投資をする際には購入する投資信託や個別株について十分情報を集めるようにしましょう。

なお、地雷の投資信託については「投資初心者が買ってはいけない投資信託5選」の記事を参考にして下さい。

 

他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならない。

投資におけるリスクとは収益(リターン)の振れ幅のことであり、収益(リターン)がマイナスとなった場合、どのくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのことを「リスク許容度」と言います。

この「リスク許容度」は収入、年齢、家族構成などによって決まり、人によって異なります。

周りの意見に流されて行動するのではなく、自分でしっかり調べ、自分の「リスク許容度」に照らし合わせて判断するようにしましょう。

 

ルールその1:絶対に損をするな。ルールその2:絶対にルール1を忘れるな。

50%の損失を取り返すには100%の利益が必要になることから、バフェットは損失に対しては特に慎重です。

投資においてはどうしても利益にばかり目が行きがちですがそれに伴うリスクも常に評価するようにしましょう。

 

成功例よりも失敗例から学ぶことのほうが多い。

若い頃、競馬で意地になり投資したことで大きな損失を出してしまい、それをきっかけにギャンブル心理を捨てたようです。

実際、個別株の単独運用はギャンブル要素が強く、投資初心者にはお勧めできません。

そのため、基本的には投資信託を中心に長期に資産運用を行うのがお勧めです。

 

郵便が3週間遅れて届くような田舎に住む方が運用実績を残せる。

バフェットは郊外に住んでいます。

今はインターネットの普及により状況は変わっているかもしれませんが、情報が多すぎるとついつい情報に振り回されしまい目先の評価額で一喜一憂してしまいます。

それよりはある程度距離を置き、優良な企業に長く投資をすることとを勧めているのかと思います。

 

1日1時間を自分にあてるべきだ。

バフェットは幼少期から読書家であり、自己投資についても積極的に推奨しています。

自分の得意な領域だけでなく、不得意な領域の読書はとても有用かと思います。

また、読書以外としては資格の勉強なども良いかもしれません。

仕事や家庭の事情でなかなか自分の時間を作るのは難しいかもしませんが、投資と一緒でコツコツ積み立てていきましょう。

 

まとめ

バフェットの発言の一部を取り上げましたが、資産運用だけではなく普段の生活にも非常に有用かと思います。

いきなり全てを実践するのは難しいかもしれませんが少しずつ実践していきましょう。